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2015年10月 9日 (金)

CD 「LIVE IN LONDON」

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 映像作品「LIVE IN LONDON」のTHE ONE限定セット「BABYMETAL WORLD TOUR 2014 APOCALYPSE」に同梱されていたライヴCDのレヴュウをしておこうと思う。
 クレジットには明記されていないのだが、本作のサウンド・エンジニアとしてイェンス・ボグレンとチュー・マッドセンが担当しているとアナウンスがあった。

 イェンス・ボグレンはスウェーデンのプロデューサー/ミックス・エンジニア。DIR EN GREYなど日本人アーティストのミックスも行っている。

 チュー・マドセンはデンマークのエンジニア。彼はONE OK ROCKのミックスも行っている。
 二人とも北欧のみならず、メタルの「今」のサウンドを作り出している存在だ。

 21日に発売される「LEGEND "2015" ~新春キツネ祭り~」ライヴCDは、マドセンのみが担当したとアナウンスされている。後述の様に、既に発売されたBlu-rayの音声トラックもそうだと見なせる。


「LIVE IN LONDON」Blu-rayに収録されている音声トラックとCDは、断言は出来ないがゲインやビット数、ビットレートが違うだけで同一のソースだと思う。
 双方の音声をWAV化して比較した。

 CD-DAの規格は700MiBが上限であり、85~90分のライヴを全て収めるには2枚組にならざるを得ない(武道館公演は曲がオミットされて一枚収録だった)。
 それでも音楽を「聴く」には、音楽メディアで聴きたいという奇特なファン(私)には有り難い。

 The Forum、O2 Academy Brixtonというキャパシティの異なる2会場のライヴ音源は、同じエンジニアが手掛けているにも関わらず、相当に異なる音像となっている。
 どちらが良い悪いという事ではないし、個人的嗜好としてもどちらかに軍配を上げる事は出来ない。
 また、似通ったセットリストではあるが、そのパフォーマンスにも当然ながら相違点がある。神バンドのメンバーが一部異なるし、2014年7月のロンドンと、11月に凱旋してより大きな会場にスイッチされた時では、三人の心象も異なっていただろう。


 私が映像現場にいたのは90年代初頭までであり、ハイビジョンがアナログの時代は中継車でディレクター業務をした事もあるが、昨今のライヴ・レコーディング事情は全く知らない。
 DAWが普及した今であれば、ライヴに於けるチャンネル回線数だけマルチ・トラックに収録するものだと漠然と思っていた(不可能ではない筈だがインターフェイスは大変な事になる)。
 しかしこのライヴCDを注意深く聴いていると、どうやらそうではないらしい事が判った。
 あくまで類推しているだけなので、大恥をかく事を覚悟した上で書いてみよう。


 ライヴCDのソースは、ラインで2chステレオにまとめられたもの+エア(マイク収録の場内音)が基本であり、独立して調整可能な音源はあったとしてもキック、スネア程度であるらしい。
 マルチ・チャンネルをリミックスする事は不可能である様だ。

 そう考える根拠は、Brixtonでの『ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト』ダブステップ明けのBメロで、PAオペレータがSU-METALのフェーダーを上げ損なっているのだが、SU-METAL自身がレコーディング時に歌ったハモりのパートの方が大きく聞こえるのだ。これがリカヴァーされないまま商品化された。つまり、後での調整は不可能という事だ。

 ForumではYUIMETAL+MOAMETALの声はよく拾われているが、Brixtonではかなり低い。しかもラインは殆ど入っておらず、PAを介したエアの方がレヴェルとしては大きい。

 エンジニアの二人が手をつけられるのは、ラインとエアのバランスをとり、帯域別の圧縮とイコライジング、最終的なマスタリングに近いものだと思う。
「Red Night」でのテッド・ジェンセンも同様な関わりだった。

「Red Night」のマスタリングは、分解能が高く上品な音で非常に好みであったが、迫力という点(特にエンド・ロー)では確かに少し足らない感じもあった。
「LIVE IN LONDON」はBABYMETALらしい、ソリッドでダイナミック、ぎゅうぎゅうぱんぱんなものに仕上げている。

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† The Forum

 迫力のあるサウンドではあるが、何故かキックのミッドローまで達する倍音が大きい。4つ打ちには良いサウンドかもしれないが、ロックとしては些か厳しい音だ。ベースとも音域が被っている。
 青山英樹のバスドラムがこの時だけノン・ミュートである筈もなく、まるでキックの音をトリガーにして現場で音(シンセドラムの様な)を差し替えているのかとも思ったが(ライヴでの『あわだまフィーバー』のスネアはトリガー出力だと思う)、これは恐らく会場の特性との共鳴関係でこうなったのだろうと想像している。

 Brixtonも傾向は同じだが、ローエンドたっぷり、ハイエンドもまずまずとレンジは広く感じる。
 やはりしかし、ベースのレヴェルが低い。私なら、だがベースのローエンドを削ってでもミッドローを上げる。その帯域はいつもBABYMETALの音像は薄い。ここでベースがもっと聞こえればグルーヴ感が高まるのに。

 SU-METALのヴォーカルはやや引っ込め過ぎではと思えるバランス。
 しかもラインの成分はYUIMETAL+MOAMETALよりも明らかに少なめで、エアの音量が大きい。

 これは以前から感じていた事だが、SU-METALの歌声は間違いなく声量が大きい。それに加えてマイクの使い方はベテラン歌手を凌ぐかもしれないと思っている。
 4歳時からマイクを通して歌う事に慣れており、マイクをどの位置でどの角度に向けると最も自分の声を響かせるのか熟知している。
 さくら学院時代のステージで、中元すず香は一人だけ鼻に近い高さで、更に平行よりも下方に向けてマイクを持っている(流石に近年は位置は下がっているが、依然高めではある)。
 これは多くの人も指摘しているが、彼女は「立ち耳」であり普通の人よりも聴覚が鋭い。これも彼女が天から恵まれた資質である。
 鼻の近くに向けがちなのは、マイクを通した自分の声の響きがその位置で最も良いと感じるからに違いなく、副鼻腔の響きの大きさまで無意識にコントロールしている。
 こればかりはYUIMETALとMOAMETALには流石に勝ち目が無いのも仕方ない(加えてあの玉子ボーロマイクだし)。

 Tokyo Idol Festival 2012でさくら学院が他のアイドルとコラボレーションした「ベリシュビッッ」(今の私の最も好きなさくら学院曲)の動画は、中元すず香の音量が不当にも思える程下げられている。しかしこれは恐らく、会場内ではあれでバランスがとれていたのだと思う。
 それだけ彼女の声は突き抜けて通っていた筈だ。エアのレヴェルが殆ど絞られているので、オンエアではあの音量差になったのだと思う

 この事はライヴ音源でSU-METALのヴォーカルを如何に整音するかの難しさにも繋がる。
 ヴォーカルの聞こえ加減についてはやはり「Red Night」の方が数段に上だった。

 3人のパフォーマンスはこちらの方が安定している。
『悪夢の輪舞曲』まで進むともうSU-METALのヴォーカルは盤石だ。
 BLACK BABYMETALも『おねだり大作戦』では声がちょっとだけ裏返ったりしているが、『4の歌』はド安定。後半のMOAMETALの「3の次はぁ」の大仰な歌い方に口角が上がる。
 この時期SU-METALは太めの発声を心掛けていた時期だったと私は見ており、『メギツネ』はやはりやや辛そうではある。しかしヒリヒリした迫真性は間違いなく出ている。
 ただ、太めの発声は『ド・キ・ド・キ☆モーニング』には合わない。これは圧倒的に今年以降の方が良い。
『ヘドバンギャー!!』の導入部で、ヴィブラートを強めに歌うのは最近の傾向かと思っていたが、既にこのThe Forumでそういう歌い方をしていた。『ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト』もそうだが、この時期のSU-METALは一曲の中での歌い方の変化は少ない。意図的ではないとは思う。
 クライマックスの『イジメ、ダメ、ゼッタイ』に至ると、ヴォーカル・レヴェルも全く不満がなくなる。妄想だが、機器のセッティングの範疇を超えてSU-METALの声がこちら側にせり出してくるかの様だ。
 Sonisphere Fesの直後であり、BABYMETALと神バンドは自信に溢れていただろう。その勢いで駆け抜けたライヴの記録だった。

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† O2 Academy Brixton

 キャパシティが倍ほども違う会場での録音であり、音場も広がる。
 ただThe Forumよりも更にドンシャリ感が強まっている。まとまりとしてはこちらの方があるとは言えよう。
 Back To USA/UKと銘打ち、割と短い期間での再演だったこの時、3人がどういう心理状態にあったかは全く判らない。
 少なくとも開演してセットリストがやや進むまで、SU-METALのヴォーカルはやや安定さを欠いていた。
『ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト』のヴォーカル・レヴェルの件は前記の通り。演者もスタッフも、やや余裕が無い状態だったのかもしれない。
 BLACK BABYMETAL演目でも、MOAMETALは『おねだり大作戦』のダイアローグ「××だ~い好き!」の台詞を、やや押し気味のタイミングで言っているし、2人のヴォーカルをこの録音はあまり良く拾えていない。

 ただ中盤以降の熱の入り方は尋常では無い。The Forumを遥かに凌ぐと言って良い。
 このライヴに於ける『ヘドバンギャー!!』は迫力の点でベスト候補に入るだろう。
 よくBABYMETALをあまりちゃんと聴かないで批判する声に、「メタルの歌い方じゃない。アイドル歌唱だ」という全くナンセンスな事を言う人がいるが、この『ヘドバンギャー!!』を聴かせれば黙るだろう(あ、でも「ヘドバンヘドバンバンバンババン」があるから無理かもしれない……)。
 ドラ叩きセレモニーのあるヴァージョンは武道館以来か。

 そして何と言っても、この時のライヴがBABYMETAL史に刻まれるのは『Road of Resistance』の初披露が為されたステージだった事だ。
 このプログラムについては次に論考するが、一点指摘すると、この初演でのSU-METALは、これを初めて観客の前で歌う昂揚感なのか、アンコール最後の曲だからなのかは判らないが、今の歌い方よりもマニッシュである。
 伸ばした声を切り際にすっと低めるといった歌い方は確かにロック的だ。
 彼女のこうした歌い方が最も顕著だったのはしかし、BABYMETALではなくさくら学院の『My Graduation Toss』の音源版で、恐らく仮歌を歌ったTommyの歌い方を踏襲したのだと思うが、伸ばした声を息と共に吐き出す様なロック歌唱をしていた。
 ただ、こうした歌い方の方向で進むと当然ながら「Kawaii」ものではなく、これまでの日本語ロックの枠内に収まってしまったかもしれない。
 今の様な(というより音源版はそうなのだが)歌い方の『Road of Resistance』が私は好きである。

 これは完全に当てずっぽうに近い考えなのだが、『ギミチョコ!!』音源のギターソロはLedaではないかと思っている。
 Takeshi Uedaの作る曲でメタルな早弾きのソロがある事はあまりないだろうからだ。
 Ledaがライヴでこのソロを弾くと、本物感を感じるのだ。
 勿論、藤岡幹大のソロも別の良さがあるし、今年からは後半のツインのハモりも再現しているのは流石だ。



† まとめ

 時折BABYMETALのライヴ音声は後で修正されている、という言説を見るのだが、私は懐疑的だった。もしあったとしても最小限だろうと。

「LIVE IN LONDON」CDはファンクラブ限定の高額なセットにしか収録されていないが、一般販売されているBlu-rayと同じソースである事は記した。
 SU-METALのヴォーカルがやや不安定な部分も糊塗される事はなく、神バンドも全くミスをしていない訳では無い。それをそのままさらけ出している。後修正は皆無なのだ。

 私の様な意地の悪い聴き方でもしない限り、1stアルバムとクォリティに於いて何ら遜色無いどころか、ライヴの熱量も加わって一層音楽として魅力的に聞こえる。

 ノンギミック、ガチなBABYMETALのリアルなドキュメンタリとして「LIVE IN LONDON」の価値はとても高いものである。



※本稿執筆時、まだ映像を通しては観ていない。

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コメント

遂に核心に迫るエントリー投下。

論者に敬意を表するすべての訪問者は、
ここからリアルタイムを共有するチャンスを逃すな!

これ、SOLD OUTで買えなかったことを後悔しています。
既に、LIVE IN LONDONのBDとDVDの両方を予約済みだった事もありましたが、
THE ONEの会員になることが何かハードルとなっていて躊躇しているうちに…
この私が、この手の会員に成るなんて有り得ないとの葛藤が、まだあったんですね。
今は、そのハードルも越えていますが。
拝読して感じたことですが、BRIXTONのRORでのSUの気持ちの昂揚がその後のLIVEのRORのボーカルとの差異となり表れています。
BRIXTONはRORの初披露の為のLIVEと看破出来れば、FORUMのAKATUKIがBRIXTONと比べ淡々としていた事も頷けます(より情熱的なFORUM、より抒情的なBRIXTONで、どちらも素晴らしいですが)。
LEGEND I のAKATUKIの評価を今一とする人が多い様です。
そりゃあ、今の技量とは比べられません。バンドも骨だし。
しかし、私はこのAKATUKIが一番好きです。
AKATUKI初披露の14歳のSUの気持ちの昂揚と緊張感は再現不能の一度限りのもので、
BRIXTONのRORと通じるものが有ります。
RORはその後、進化をし続け、より洗練されたものと為っていますが、あの昂揚感、緊張感も再現不能で、特別なものです。
家内は「同じ曲を何度も聴いてよく飽きないね」などと、まだ言っている次元です。
AKATUKIにしろRORにしろ、ライブ、ギグ毎に違い、一つとして同じ物など無い。
聴く側の心情、状況、境遇により、また違った物になる。
それが分かっていない家内は、まだまだです。
今後も、指導、洗脳を続け完璧なBM信者に仕上げます。道は険しそうですが…

「FORUMのAKATUKIがBRIXTONと比べ淡々としていた事も頷けます」は間違えました。「BRIXTONのAKATUKIがFORUMに比べ淡々としていた事も頷けます」が正しいです。
申し訳ありません。訂正させて頂きます。

あの耳をつんざく爆音轟くの中でボリュームを絞らなくてはならない歌唱の凄まじさには本当に突き抜けたものを感じます。SUを凌ぐ歌い手は今の和製アイドルには存在せず、従い、オンリーワンは誇張でもなんでもなく事実です。

ライヴ映像としては息がかかるのではと思える位にまで観客に近いFORUMが好みです。英国単独初公演の緊張と興奮が余すところなく記録された驚くべきライヴ。とりわけSU-METALの気合いの入った姿が印象的ですし、悪夢のロンド前奏の神ソロ「メタル神の悪戯」も素晴らしい。
あの日あの場所にいた観客は生涯忘れ得ぬ体験をした世界一幸運な人たちでしょう。
当日の証言にライヴに衝撃を受けて終了後の場外で茫然とただ立ち尽くす観客の群れがいつまでも残されていたとありましたが、わかる気がします。

実際のライブにいくと
「いいね」のすぅの歌い出しが
いつも不安定に感じるけど
作品になるとそれを感じないのは
修正されてるのかな?

THE ONE に入会していないのでBlu-rayを音楽用CD-Rにダビングして聴いています。
Blu-ray音源だとBrixtonのドラムは、前田神のプレイスタイルの為かは解りませんが、
バスドラムとスネアのバランスが横並びのパーカッションのように絶妙で凄く迫力が
あります。まるでボンゾのようです。DEATHもイジメも全く別物に聞こえるのです。
このエントリーを見てTHE ONEに入らなかったことを本当に後悔しています。
あ〜LIVE IN LONDON CD欲しいっ!

私もlegend I の紅月が一番好きです
幼さの残る歌声もそうですが、「絆をー」の後一瞬コクっとうなづくシーンがあって、何回見てもゾクッとします(^^;;

2万円を越えるライブディスクセットと聞いて躊躇したものの、買って聴いてみて
ああこれはディスク化したくなるよねと。(シールはいらねーと思いましt・・)
プレーヤーにはすべてのアルバムを入れていますが、聴く頻度はそれぞれ非常に高い。
すでに4枚のライブアルバムを(武道館入れて6枚)を出したところが、このプロジェクトの
こだわりだなあと思いました。

30年位まえライヴハウスにほとんど住んじゃってる状態だったあの頃のあの感じ。
『LIVE💓IN💓LONDON』は、お宝です。ずっと騒々しくて速い音楽が大好物なんです。
玉子ボーロマイク😆

brixtonのギミチョコが本当に好きです
これこれ、これが聴きたかったんだよって思いました
あれが海外版のアルバムにも入ったのは嬉しかったです

LIVE IN LONDONのCD最高ですね。FORUMもBRIXTONもどちらも良いです。

スタジオアルバム(イジメを除く)と武道館(赤黒CD共)ではかなり不満があったギターの音がヘヴィ・メタルらしくガンガン聞こえるmixになっているからです。

「悪夢の輪舞曲」に代表されるバスドラでヘヴィさを出している感がどうも気に入らなくて、「ギター・リフをもっと気持ちよく聴かせてくれよ!」って思ってましたので...

LIVE IN LONDONを手に入れて以来、他のCDは聴けなくなりました。

私の如き三流人間では音楽に関わりを持った事もなくその違いを聴き分ける事もままならず、
音からだけでもここまで分析される事に驚きを感じます。
しかし、タマゴボーロマイクとは
言い得て旨い表現ですね。

このボーカルのバランスだと、4の歌から続くCMIYCも、SU-ではなくYUI-MOA-の曲のように感じます。

RoRのWoh-oh-oh-ohの部分での
SU-METALの息遣いがいいですね。
映像と一緒に観るよりも音だけの方が
より細かい部分に気付かされますね。

先程こんな発表がされました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151009-00011586-etalent-musi
もしかしてベビメタの為にルール変更してくれたのかな?

先日ラッキーにも福岡の公演に行くことが出来ました。2階席でしたので、じっくり鑑賞しようと思ったのですが、いきなりイイネ!での全開スタート。その後の記憶があまりありません・・。
そんな記憶のない自分ですが、今回一番印象に残ったのはステージの視覚的な鮮やかさ。幕が落ちた瞬間、ステージが色彩鮮やかに、クリヤに視覚に飛び込んできて、びっくりしました。映像で見たり、過去スタンディングで見たのとは比較にならないクリアな美しさでした。ステージの後ろに赤と青のバックライトが配置されていたのですが、その照明の効果が大きかったのではないかと思います。3人の動きもしっかり見え(でも記憶がないですが・・)、視覚的にとても満足感のあるライブでした。
気になったのはSU-METALの声。やはりヘリウムを吸ったような声に聞こえました。前回の幕張は左端だったので、位置の関係かなと思ったのですが、今回は2階席ほぼ正面でしたので、位置の問題ではないと思います。いったなぜなんでしょう。その他の3人のパフォーマンス、神バンドの演奏ともに素晴らしかったので、この点だけが残念でした。

LIVE IN LONDONを聞いてからの
無加工のレディングの音声に対する感想を聞いてみたい

贅沢だろうか?

もちろんライヴハウスと野外フェスだから環境が
まるで違うのは承知はしているつもりだが。

 小中です。
 YUIMETAL+MOAMETALのヘッドセットマイク(SureのWBH54だと思いますが)を最初に玉子ボーロに喩えられたのはTwitter民な方です。ちゃんと引用だと判る様に書くべきでした。

>かーかみさん
 レディングの動画は非常に愉しませて戴きました。
 最初はPeriscopeで、ほぼ音声のみの状態で聴いていても『メギツネ』に感動した事はエントリでも書きましたが、かーかみさんのでやっと全容が判りました。個人的には、LIVE IN LONDON時よりもSU-METALは進化していると思いました。

>SU-METALの声。やはりヘリウムを吸ったような声に聞こえました。

やっぱり、この手の感想がなくならない。鼻腔共鳴の事を書いていたブログ主さんの新しい記事には、マイクのせいではないかとの記述があった。マイクの特性でも、機種によって色々あるらしい。とにかく、中元すず香の声には、出来るだけ余計な加工がかから無いようにして欲しい。もう、言われてから一年くらい?経つのに、なぜ、改善できないのだろうか?プロだろうに、不思議でしょうがない!

名古屋2日目初参戦して来ました!色々言いたい事はあるんですが、特に印象に残った所だけピックアップします。YUIMETALのダンスのキレと表情作りには感心させられっぱなしでした。彼女は既に女優です。MOAMETALの愛嬌たっぷりの表情と小動物のような仕種に萌え死にました。彼女は一流スナイパーです。SuMETALはとにかく顔が小さい!そして、あれが50音全て均一鳴らせるという奇跡の鼻腔共鳴なんですね!一字一句ハッキリと大切に歌い上げているという感じと声量に驚嘆しました。彼女こそ日本の宝です。そして、凶暴な爆音を掻き鳴らしている筈なのに、場に安心と安定をもたらしてくれている四神と、正に完成されたエンターテイメントショーでした。もう汗だくで、DEAD…(23年さん風)いや〜何度でも行きたくなる気持ち、よ〜く解りました。
因みに、アニメ声に聞こえたって方結構いましたけど、耳栓してました?僕はライブ用耳栓を必ずしますんで、少しドラムの音だけは小さくなっちゃうんですがボーカルとギターは非常にクリアに聞こえます。多分マイクかPAの問題だと思いますんでバーストした音域さえ消せば問題ないかと思います。もしドラムの音も聞き逃したくないなら片方だけでもOKです。アニメ声に聞こえる事はないと思います。今回僕が使用したのはALPINE(1980円)の耳栓です。お試し下さい。

MARK1さん

私も福岡参戦してきました。幕張では右サイド後方でヘリウム声に聴こえ残念でしたので、ネットでのアドバイスに従いライブ用の耳栓も携えての
参戦でした。
2階席右サイドでしたが、やはりヘリウム声でした。
大満足なライブでしたが、この点だけは改善を希望するところです。
海外のヘイターさんが「キンキン声があわないんだ」とおっしゃっていた事もありますので、今後の為にもウェンブリーまでに善後策を立ててほしいものDeath!

>I-METALさん
そうですか…残念です。僕は最前列左側スピーカーの下辺りでした。耳栓しても場所によってヘリウム声に聞こえるのならPAの問題なんですかねぇ…

私は逆にCDは持っておらずBDだけですが、聴いた印象は小中さんに完全に一致します。はい、完全と言い切っていいです。あまりに同じだったのでびっくりしているくらいです。なので大恥をかくのは小中さんだけでなくて済みます。(笑)
しかし細かい分析は流石ですね、改めて注意深く聞き直してみましたけど、なるほどご指摘のとおりに聴こえます。
私はド素人なのでここがどうだとかは言えないのですが、武道館、Forumと聴いて、映像込みで見る分には楽しいのですけど、自分が求めている音とはだいぶ乖離があって物足りなさを感じていました。しかしBrixtonでやっと、やっと長年の想い人に出会えた気分でした。
とは言うものの不満点がまったく無いわけではなく、ベースの音に関しては、よくぞ言ってくれました小中さんと快哉を叫びました。(笑)
メタルは総じてベースの音が弱いようなことを以前耳にしたことがあるのですが、メタルにおいてベースはあくまでリズム隊に徹すべき、みたいな慣習でもあるのかな? 
ちなみにBABYMETALで唯一と言っていいくらいベースのミドルが聞こえたのはWOWOWが放送したLOUD PARK2013のIDZです。私が聴いた中ではIDZの音はこれがベストですね。もちろん個人的な好みもありますが、私としてはこれくらいベースの音が聞こえたほうが気持ちが良いです。
長くなるので二部構成にします。(爆)

SU-METALの発声についてですけど、「悪夢の輪舞曲」は太い声のほうがいいですねェ。とくに「嗚~ぁ呼~」と叫ぶところは、殆どやらないのでレアですが、下から音を拾いにいく歌い方が迫力があって好みです。

SU-METALのすごいなぁと感心するところは、曲によって歌い方や声質までも変えてくるところですね。歌に自信があるとどうしても自分をアピールすることに軸足を置いてしまいがちですけど(ほら聴いて、わたしってこんなに歌がうまいのよ、高音なんてこんなにも出るの、すごいでしょーアピール)、彼女にはそういう下心がいっさい感じられません。

以前にインタビューで歌い方よりもその曲を理解する(体の中に取り込む)作業のほうが時間がかかると言っていたのには喫驚しました。そんなことを考えて歌っている歌手がどれだけいるでしょうか。
ですが、だからこそ聴くこちら側に彼女の気持ちが伝わってくるのだろうなと得心がいきました。

>恐らく仮歌を歌ったTommyの歌い方を踏襲したのだと思うが
どなたかがあげていますね。↓
https://soundcloud.com/makotoyc/my-graduation-toss-tommy

『My Graduation Toss』のすうちゃんの歌い方はまだ気にならないのですが、昨今のアイドルでよく耳にする「なんちゃってロック歌唱」。あれ、どうにかなりませんか。まあ、私個人は聴かなければいいだけですけど、あの歌い方を格好いいと(歌い手本人と一部のファンが)誤解してきてしまったこともJポップをスポイルした一因のように個人的には感じています。

SU-METALはピッチが信じられないほど安定しているので口パクによく勘違いされますけど、勘違いするのもわからないでもないです。あの爆音をバックにダンスも入れつつあれだけ歌えるのはおかしいですもの。うん、おかしい、あの子バケモノ。
修正についても軽微でしょうね。もし大胆に修正できるのならいろいろ手を入れたいところがありますけど、全然されていませんからね。

そういえばWOWOWで今度幕張でのライブが放送になりますね。放送してくれるのはありがたいのですが、あそこはいつも音がしょぼいのですよねー。LOUD PARKの時はなぜあんなに音が良かったのかいまだに謎です。
と思ったら、WOWOWのサイトでベビメタのコメントが上がっていました。相変わらず可愛いです。(笑)ギミチョコだけ先行配信してくれています。うん? 小神さんアレンジ変えた? あれ? もしかして音がいい?
http://www.wowow.co.jp/music/babymetal/
↑ギミチョコ先行配信&コメント

どうでもいいことですけれど、小中さん、YMYでしょ? いつも掲げる写真がYMYですもの。YMYの私が言うのですから間違いないです。
以上です。(笑)

いやぁー久しぶりに長々と書いたなぁ。乱文失礼しました。

名古屋にて初めて生歌聴いた感想ですが、ソプラノ帯域でビブラートを掛けずに声を伸ばすって相当声量が無いと出来ないだろうとは思ってたんですが、想像を遥かに超えた声量でした。しかも一字一句ハッキリ聞き取れ最後まで枯れないという。意図的にマイク音量上げるアーティストもいますが最後は枯れた声まで拾ってしまい苦しそうだなってのがハッキリ解るんです。SuMETALは最後までフラット。この子はバケモノか…と思ってしまいました。

連投すいません。「My Graduation Toss」の、すぅソロバージョンを聴いて英語の歌もいけそうだなと前々から思ってたんですが、生歌で確信しました。あれだけ母音がハッキリした発音なら英語の歌も違和感なく歌えるハズ。やらないとは思いますが…希望的観測です。

ヘリウム声問題は、流出音源からすると、かぶせてる。そのかぶせ音がヘリウム声に聞こえるように思います。
エヴァネッセンスのエイミーくらい声量があれば、かぶせは必要なのでしょうが、日本人の骨格、筋肉、言語からの響き‥等かぶせは必要なのでしょう。
wowwowのギミチョコのwhat's upを聞いて感嘆しました。
英語曲に必要なトレーニングかなり練習しているようですね

ワンオクのタカと同じ事務所なので、よい先生がいるのでしょう!
個人トレーニングにsia,マライアのバラード、エヴァネッセンス、リズム取りにソウルなど練習していけば、ものすごいことになりそう。楽しみで仕方ないです

MARK1さん、英語曲を歌うには、母音がはっきりしてたらダメです、子音をはっきり発声しなければなりません
参考までに‥

すいません、エヴァネッセンスのエイミーくらい声量があれば、かぶせは必要ないでしょうが、です。「い」が抜けてました

ライブ音源の修復不能な部分…武道館RED NIGHTのCMIYCのドラムに酷いノイズが入っちゃっているのが在りますね。
フロアタムを連打してレガートしてるフレーズに限り不規則にカキカキというノイズが。恐らくフロアタムとそれを拾うマイクスタンドがぐらつきながら接触している?様な。
大好きなジミヘンのライブ音源の多くはドラムが後から録り直されているなんて話も聞いた事がありますが、ベビメタさん家はこんなノイズも垂れ流しか、と。心意気や良し、ですな。

>名無しさん
間違えました。子音です。ご指摘ありがとうございました。

 音楽に詳しくない僕にとって、KONAKA-METALさんやその他の方々の楽曲に対する細かい分析はとても興味深いし勉強になります(と言っても、へぇそうなのか、ぐらいしか感想が言えない自分が情けないですが)。ありがとうございます。ただ、そんな僕でも、水無月さんやKONAKA-METALさんと同じようにベースの音が弱いことは不満点として感じています。BABYMETALがきっかけでおさらいを始めたメタルですが、Iron Maiden とか Queensrÿche の様なペースの音が聴きたいです。

 それから、「LIVE IN LONDON」のBlu-ray (CDは持っていません)は、初めて買ったBABYMETALの作品でもあり、一番再生回数が多い思い入れが強いプログラムです。映像は「"2015" ~新春キツネ祭り~」の方が綺麗だし、特別な楽曲(紅月 Unfinished ver.等)が入っているものもありますが、KONAKA-METALさんが書かれている「熱」、はこれが一番だと思います。その「熱量とパワー」に惹かれ引き連れられてここまで(って、どこでしょうか?)来たんだなぁ、と感じる今日この頃です。

 デロリアンにひかれて横アリ参り

ブリクストンのCD diskⅡがカーステのトレイで
鳴りっぱなしですが ギミチョコの際
イントロだけで悲鳴に近い歓声が上がるのが分かります
早朝から長蛇の列を作った観客たちは
MVでさんざん見てきたあの曲が! という
感激で爆発しそうだったのでしょう
そして ライブって凄いなと思うのは
そういう観客のノリをメンバーが手応えとして感じることで
メンバーたちもレベルを上げて駆け抜けられることですね
尻上がりにすぅがグイグイageて来た理由はそれに違いなく
止めに世界発披露の新曲を目の当たりにした
ロンドンの観客の茫然自失の姿は とても理解できます
 


ヘドバンのドラバージョンは、この直前にNYでやってましたね。

自分もO2アカデミーのアンコール2曲の映像は、一番好きです。

こちらを拝見していると(ブログ主様の本エントリー、コメント両方)、BABYMETALへの興味が無限に広がってしまい収拾がつかなくなり困ります(笑)。この限定セット、発売直後、ほぼ問答無用・無意識でクリックしましたが、諸々のパッケージ等含め、大当たりでした。映像・音声はもとより、フォトブックの内容もこれまた素晴らしいものでした。

ここに集う皆さんの「音」に対する知見の深さは感心するばかりで、なるほどそういう見方ができるのか!と心が踊っております。心躍るといえば、O2 Academy Brixton の「Catch Me If You Can」の神バンドソロ。これが最高に心踊ります。特に、ドラム・ソロが終わり、3人が登場する切り替わりのところで、ドラミングが一瞬止まる所。これは何度観ても、何回聴いても鳥肌が立ちます。

自分のような素人目で観ても、青山神も前田神もどちらも素晴らしいプレイヤーだと想いますが、専門的な理由はよく分かりませんが、ライブ時の前田神のドラムのグルーヴする感じが非常に好きです。

>Tokyo Idol Festival 2012でさくら学院が他のアイドルとコラボレーションした「ベリシュビッッ」(今の私の最も好きなさくら学院曲)の動画

この動画の生バンド、何気になかなかすごいですね。特に終盤「どんなどきでも」の所、スネア3連のフィルを入れちゃうあたり、単なるやっつけ仕事って感じではない、なかなかのライブ感が出ていて、とてもいいです(曲調に合っているかどうかは別ですが)。

cmiyc様

 僕も前田さんのドラミング好きです。どこで見たかは忘れましたが、楽器演奏経験のあるそのブログの主さんによると、「タイム感がぴったりの青山さんと比べると、やや走り気味の前田さん。私も走り気味の演奏なので前田さんの方が好き。」とのこと。人生走り気味な人は前田さん好き?

 何かが違うことは分かっていても、何が違うか説明できないことを、明確に言葉にしてもらえるこちらの「BABYMETAL試論」やその他のHP等、とてもありがたいですね。

今まで指摘された方々と同じかはわかりませんが、私が体験した「ヘリウム問題」のサンプルは、ギミチョコの歌わせるところで、MOAMETALの「I can't hear you!」が、Forumに比べてBrixton の方がキーンってなってる感じでです。
この感じがSUのボーカルでも強くかかっているのが続く現象。やはり音響の問題が大きいのでは。

CMIYCつながりで。
 神バンドのソロパート、"Catch me if you can"も"Mischiefs of metal gods -KAMI Band Instrumental- (神々の悪戯)"も、血湧き肉躍るいい曲ですよね(ソロ新曲の綺麗な音源を聴きたいなぁ)。映像を含む一般向け公式音源に初めて収録されたのは、2015年1月7日発売の「LIVE AT BUDOKAN -RED NIGHT & BLACK NIGHT APOCALYPSE-」で(間違っていたらどなたかご指摘を)、特に神々の悪戯に続いて演奏される悪夢の輪舞曲は印象的な映像になっていました。ところで、今回初めて気づきましたが、「LIVE AT BUDOKAN RED NIGHT」のCDでは、キャチミは入っていますが、なぜか神々の悪戯は収録されていませんね。なぜでしょう? テッド・ジェンセンさんはお気に召さなかったのかな?
 ハードな3人に休む時間を与えるためと個人的にももっと長く聴きたいので、神バンドさんは大変でしょうがソロパートの時間を延長して欲しいなと思います。でも、長すぎると全体のテンポが悪くなる気もするので、ちょうど良い尺なんでしょうね。

このソロが いいねと神が言ったから 1月7日はキャチミ記念日

                      (俵万智さん、2回もごめんなさい)

ブリクストンの時のメンバー全員の 若干の余裕の無さの一因は
かの某国営ほうs …今さらだよな(^^ぶっちゃけろぉ

NHKが密着取材班を飛ばし 帯同させたことにもあるかと思われます
天下のNHKが イギリスまで密着取材同行ですよ
これでテンション上がるとか ない方がどうかしてます

そう勿論、 くなか氏 じゃなくて KONAKAメタル氏が
虜にされたあの特番です

当時ネットで飛んだ話題を一つ(若干自分の脚色入ってますm(_ _)m
「ブリクストン5000人ソールドアウトだと!? 無茶にも程があるぞ!!!
「ゴメン、ちょっと知識ないんで 野球で例えてくれ

「野球だと? よし分かった
喩えるならなぁ! 
『昨日まで高校球児だった子が いきなりニューヨークヤンキースタジアムで
先発登板した上 9回ノーヒットノーランな パーフェクトゲームをやっちまった!』
それぐらいのレベルだ!

…理解した…

て具合の会話がね(^^

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