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2016年1月31日 (日)

Waltz for Debby

 普通はメインの主題を決めてから書くものだけれど、今回のエントリはブログ記述のリハビリを兼ねており、取り留めのない話を書く事になる。よろしければお付き合いください。


 私生活で沈痛な気分の日々が続くと、音楽の嗜好は静かなものを求める様になってしまう事は以前にも記した。事態がより逼迫してくると、更に静謐な音楽を求める。

 私が所有するメインの音楽再生システムは、ピアノ・トリオを箱庭的に再生する事に特化した機器構成となっている。
 2000年代前半、私は音楽に対して枯れており、ジャズ・ヴォーカルやピアノ・トリオばかりを集めていたのだった。
 やっとビル・エヴァンスが好きだと広言しても恥ずかしくない年齢に達したし、新しい音楽など必要ないとさえ思っていたのだ。
 よもや2014年末に至って、BABYMETALの様な音楽に本気になるなど、自分でも思いもよらなかった。

 昨年暮れから年明けて暫くまで、私は十数年ぶりにビル・エヴァンスを主に聴いていた。
 リリカルだとかピアノの詩人といった印象を持つ人が多いと思うが、まずプレイヤーとしてビル・エヴァンズのプレイは極めて正確無比なタイム感というものに強く惹かれる。
 どうしたって彼自身の悲劇的な生涯、主には破滅指向的だったそれを意識の背後で想起しないわけにはいかない。しかしそうした「物語」を心から排除出来れば、純粋なピアノの音と向き合う事で、聴き手の私は心を落ち着かせられるのだ。

 三昔前ほど、偶偶入ったとあるピアノ・バーで女性ピアニストに「何かリクエストあれば」と問われ、では「Waltz for Debby」をお願いしますと言うと、「いやーそれは……」と拒否されたという苦い思い出がある。
 子どもに聴かせられる様な優しくも躍動的な曲だが、演奏には相当な難度がある様だ。

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 少し前にWOWOWで「ストックホルムでワルツを」(2013)というスウェーデン映画が放送されて、やっと先日録画を見た。
 モニカ・ゼタールンドという50年代から活動していたスウェーデンのジャズ・シンガーを描いた映画で、実際のモニカに相当近い風貌で、実際にシンガーでもあるエッダ・マグナソンがモニカを演じている。

 完璧な英語でビリー・ホリデイやエラ・フィッツジェラルドに影響を受けたジャズを歌えたモニカは、早い時期に一度アメリカに招かれるも、成功しなかった。その後、彼女は母国語であるスウェーデン語でジャズを歌う様になる。
「Take Five」の様な曲をヴォーカライズして人気を集めていく。

 映画のクライマックスは、モニカが自らビル・エヴァンズに「Waltz for Debby」に自分の歌を乗せたテープを送り、モニカの歌が気に入ったビル・エヴァンズにニューヨークへ招かれ、錚々たるジャズメンが客席に集まる中で歌う場面だった。
 同時中継ラジオで聴いていた父親(元ジャズミュージシャンだったがモニカのヴォーカルには懐疑的だった)が、初めて娘の歌声を聞いて落涙する名場面だった。

 モニカが歌いエヴァンズがピアノを弾く「Waltz for Debby」の音源自体は勿論以前に聴いた事があったのだが、この様なストーリーがあったのかと感銘を受けた。
 スウェーデン語で歌われる「Waltz for Debby」がメイン・ストリームの音楽業界に与えた影響は無きに等しいだろう。それでも、ジャズという文化に於いて音楽は言語を越えてひとつのエピックとして今にも伝えられてきているのだ。

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「嗤う分身」(2013)というイギリス映画もWOWOWで観た。
 主演はハリウッドの二宮和也ことジェシー・アイゼンバーグとミア・ワシコウスカ。ドストエフスキーの小説を原作にしている不条理映画で、カフカ的とも言えるが、カフカよりはまだ理性というか理屈が見える。
 この映画ではBGMとして昭和の日本歌謡曲、GSことグループサウンズの楽曲が頻繁に流れる。
 レトロな虚構世界でいきなりジャッキー吉川とブルーコメッツの「ブルーシャトー」が流れる事の奇異さは、凡そ他には得られない映画体験ではあった。
 韓国の曲も一曲流れていたが、やはり印象的だったのは坂本九の「上を向いて歩こう」が流れた瞬間だった。
 やはりあの曲の哀愁、また日本人にとってもエキゾチックである独特なメロディライン(中村八大による)は、如何にその歌詞の言語が全く意味不明だったとしても、聴く人の心のひだに沁み入るのだろう。


「上を向いて歩こう」は、「Sukiyaki」というタイトルで全米でもヒットした事は広く知られている。
 坂本九は、英語歌詞でも歌ったかもしれないが、ラジオで多く掛かったのは日本語の「Sukiyaki」だった。

 エンターテインメントの本場で、外国人が成功するには完璧な英語で歌えなければならない――。かつてこうした「常識」があった。

 坂本九以前にはナンシー梅木という、純粋な日本人がジャズ・ヴォーカル、そしてブロードウェイの舞台で成功している。
 私がリアルタイムで知る中でもVOWWOW、EZO、LOUDNESS、X-Japan、松田聖子、ピンクレディー、宇多田ヒカル、Dreams Come Trueなどが挑戦していった。

 この中では松田聖子のトライアルが記憶に残っている。最初に作られた西海岸制作のアルバムは、洋楽としてもちゃんと愉しめる楽曲になっており、これならアメリカでも成功するのではないか、とすら思った。しかし全く鳴かず飛ばずだった。
 二枚目はデヴィッド・フォスターがプロデューサーとなったが、この時期のフォスターはあまりに多忙であり、どうしてもクォリティは下がる事もやむを得ず、このアルバムもヒットせずに松田聖子のアメリカ進出は成功しないまま終わった。

 この時の松田聖子も英語の発音のトレーニングは厳しく受けていたが、X-JapanやLoudnessの苦労、メンバーチェンジなどはつとに知られている。
 英語の発音が完璧である事が必須だと考えたのは、日本人のプロデューサーではないだろう。向こうのプロデューサー、あるいはコーディネーターがそう規程したに違いない。

 実際にハードロック/メタルのジャンルでこの原則は強固にあった。
 ScorpionsやAcceptといったドイツ人バンドは英語歌詞で歌うのが自然に行われていた。
 しかしこれも原則でしかなく、80年代にはポップロックではあるがNenaがドイツ語歌詞で歌った歌「ロックバルーンは99」が世界で大ヒットした。
 最近デビュウしたヴィンテージ・ロックバンドのWucanは、英語とドイツ語、両方の歌を歌っている。
 北欧も同様な傾向にあったけれど、母国語で歌うバンドはかつてより増えている。

 例えばジャズでも、ボッサ、ラテンの要素は極めて近いポジションにあり、気の利いたヴォーカリストなら、ポルトガル語やスペイン語の歌をレパートリーに入れるものだ。


 さて、BABYMETALは事件的な物の弾みの様に、海外の音楽シーンに入り込んだ。
 あまりにも例外的なので、BABYMETALの現象だけを見て外国語歌詞の可能性を論じるのは軽率に過ぎるという見方もあるだろう。
 しかし私は、BABYMETALがどこまで意識的であったかは脇に置いて、外国人が欧米メインストリームに切り込める唯一の道を本能的に探りあててしまったのだと考えている。

 完璧な発音の英語ではダメだったのだ。
 日本語で良かったのでもない。日本語だから良かったのだと。

 歌詞の意味などネットで容易に知られる。
 何より、3人の歌い踊る表情は言葉よりも雄弁に言語活動として受けとめられている。

 BABYMETALの日本語問題について書こうとしていたのは、ここまでに書いた事を出発点に論考したいと思っていたのだが、今はここまで記すに留めておくしかない。




 自分自身がリアルワールドで落ち込んでいる時であっても、ふとBABYMETALの事を考える事はしばしばあった。
 その時には必ず、彼女達の曲が脳内に流れる。
 かつてだと、リフが印象的な『ヘドバンギャー!!』や『Catch Me If You Can』『おねだり大作戦』が多かったのだが、昨年の後半からは様相が変わった。

 そして、横浜アリーナでもぼんやりとそうなんじゃないかと思っていた事が明らかになった。

 今の私が最も心を躍らせる曲は『ド・キ・ド・キ☆モーニング』であり、次いでは『いいね!』『ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト』といったポップ三部作なのだ。
 横浜アリーナの場内で、これらの曲のイントロが始まった時は「きたきたきた!」と全身をぞくぞくさせた。

 勿論、メタル寄りのそれ以外の楽曲をつまらなく思っているのではないのだ。
 BABYMETALを好きになり初めて、しばらくの間こうしたポップ寄りの曲は「必要悪」の様に考えてた気がする。

 2015ワールドツアー期間中に、TwitterかInstagramかは不明だが、幾つかのショート・ムービーを見る機会があった。
 車を運転する若い男が、カーステから流れる『ドキモニ』(の「リンリンリン!」のところ)に合わせて歌ったり、振りコピを踊っていた。全く異なる二種の動画があったと思う。
 聴き手を確実に笑顔にしてしまう楽曲はそうそう生まれるものではない。

 
 

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コメント

やはり、BABYMETALの曲は変な言い方なら
楽しくてナンボ、と思います。
必要悪だなんて言わずに、シャウトして、元気もらって。

>>今の私が最も心を躍らせる曲は『ド・キ・ド・キ☆モーニング』であり、次いでは『いいね!』『ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト』といったポップ三部作なのだ。

 自分はこれに加えて『君とアニメが見たい』を加えた4曲が最も好きな楽曲です。多少あざといと感じるところも有るかもしれませんが、なにしろ楽しいですから(特にライブで)。
 これらの楽曲がベビメタが与えてくれる多幸感の源のような気がしています。

最初は当然のようにスコット・ラファエロの事が思い浮かぶ訳ですけど、
最後まで読んでBABYMETALにオチが付いた時に、思い至ったのは
エロール・ガーナーでした。

ガーナ―の笑顔とMOA-METALの笑顔が一瞬重なりそうになるんだが
やはり重なる訳もなくw

ただ、ガーナ―にしろモンゴメリーにしろジミー・スミスにしろ
音楽を作るだけではなく、作り方から作るような人には笑顔が多い気がしますね。

而して3人にも笑顔がこぼれるようなクリエイターに成長して欲しいと思います。

ドイツではナチス政権を成立させた親世代への反発や忌避感から
ロックはドイツ語ではなく英語で歌われていたというような記事を先日読みました。

ロックのイメージするところの反権力や自由を表現する言葉としては
英語が適していたのかなとなんとなく納得して読みました。
まあこういうことの理由はひとつではないでしょうし、後付け都市伝説の可能性もありますけどね。

ドキモやウキミやいいねのような曲は2ndに入るのかな〜と、ちょうど最近考えていました。(小中さんに合わせてる訳ではなく、ホントにこの3曲)
この3曲って、良い意味でどこかチープな気がするんですよねぇ。おもちゃみたいというか。
絶妙というか、これぞベビメタ!って感じがします。他の曲も同じくらい好きですけど。

「オッサン」、「マニア」の習い性で、つい小難しいところから入ってしまいますが、
ライブ中のMOAMETALのアイコンタクト+キラースマイルを目にすると、もーどーでもよくなってしまいます。

> 今の私が最も心を躍らせる曲は『ド・キ・ド・キ☆モーニング』であり、

PVの「ちょースゴーい!」、「ちょーヤバーい!」のところでは、
YUIMETALがMOAを凌ぐノリノリの笑顔。
音だけでは、制作側のニッチでひねた攻め方に冷笑したくなりますが、
楽曲+コレオグラフィ+3人の品のある可愛さの前には、もーどーでも(以下同文)。

長くなりましたが、
ドキモ、大好きです、私も。

いつも読ませていただいています。コメントするのは初めてです。
私も今はBABYMETAL一色ですが、ビル•エバンスも大好きで、特にビレッジバンガード版とモニカとの共演版の2枚のWaltz for Debbyは、特にお気に入りです。小中さんのブログで、ビル•エバンスが出てくるとは思ってもいませんでしたし、エバンスとモニカの共演の背景も初めて知りました。モニカのボーカルは、派手さはないですが、心に染み入るような、痛みを負った心を癒すような歌声と感じておりました。(タイプは違いますが、心に沁みるという点ではsuさんと共通ですね)
お辛い最中と思います。これからも、ブログを楽しみに読ませていただきます。

「日本人は洋楽を聴くのに、何故逆はないのか?可能性としてはあるはずなのに。」
長年の謎ですよね。感覚的な部分ですし、固定観念もあります。

結局、人間の音楽的関心は「歌詞よりメロディー(リズム)重視」なんでしょうね。
もっと言うと、人間の耳は「歌よりメロディー」に反応しやすい、みたいな。

曲が好きなら、歌詞は英語で分からなくてもOK。むしろ歌詞カード見ると、自分の想像で作り上げた曲のイメージ・雰囲気が壊れてしまい、見ない方が良かったと思うことは度々ありました。

最近もラジオで、ギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」の和訳を初めて知り「まさかこんな歌だったとは・・・」。でも、曲が心地いいのは変わりません。

二井原実や出山利三が英語の発音で苦労した話はよく知られてますが
クラウスマイネだって同じように相当苦労してますよ
決して自然に行われていた訳ではありません

好んで聴く曲が変わってくる話、よくわかります。それぞれ重音な曲でありながら、実際は幅広いジャンルが散りばめられているのがいいんでしょうね。最近発表されているあわだま、違う、セイヤなどの曲は、比較的ドキモニ、いいね、ウキウキ寄りのイメージがあります。それらの楽曲も自分はとても好きなんですが、多様性が魅力の根源であることを鑑みると、次のアルバムにもIDZ、ヘドバンギャー、Babymetal Deathのようなもう少しメタル系の曲も混ぜていただきたいと願っています。

「上を向いて歩こう」は純粋な日本語歌詞ですが、ベビメタに限らずJ-POPはほとんど英語混じり(カタカナ英語を含め)なので日本語だ英語だの論じても意味はないんじゃないか。結局メロディーが受けなければ話しにならないわけで。
ドキモなんて歌詞を見ないと何歌ってるのか日本人でさえ分からないし聞き取れないでしょ早口すぎて?歌詞を確認して初めて分かるという難解さ。結構英語を使ってるんですよね。タイトル自体半分英語だし。チェケラチョコレートのチェケラがcheck it out だと知らない人も多いのでは?ベビメタの曲は逆に外国人の方が歌いやすいかもしれないですよ。

お久しぶりです
ドキモの楽しそうな外人さんはこれのことでしょうかね?
https://www.youtube.com/watch?v=EEKZIvgd8h4

最近、気になっているのが「ラララ」の曲。幕張エンディングでは現場に居ましたが、フルVerは動画でしか知りません。

なので、直接聴いた方とは印象違うとは思いますが「ラララ」はBMD、IDZのように海外のメタラーでも分かるメタルの様式美は薄い、むしろ「J-POPの要素(少しプログレっぽい?)」が強い曲だと思うようになりました。

自分は「ラララ」の曲が好き過ぎて、この曲こそがBABYMETALの新境地、とまで思っています。
もし、このJ-POP要素の強い「ラララ」が英・米で広く受ければ、ベビメタに続き海外を目指す日本のミュージシャンにとって、一つの答えになるのでは、と思います。

ベビメタ(というかKOBAMETAL)にとっても、無理にメタル寄りの曲を揃える必要はなくなり、ベビメタ・神バンドの個性・能力を更に生かせるようになる → 2ndアルバムがそうに違いないと、アルバムの発売を心待ちにしています。

ビーチボーイズにサーフィンUSA、ファンファンファン、Don't Worry Babyがあるようにドキモ、イイネ、ウキミがあるんであって、2ndで同じような曲を作る必要はないんですよね。
この初期のPOP三部作はライブでもずっと歌い踊り継がれる佳曲だと思います。
次はベビメタにとってのグッド・ヴァイブレーションやサーフズアップが作られるのでしょう。
それがカラテであったり泡だまであったり。

> SU-METALに首ったけ さん

通称「ラララ」、最近ではKOBA-METALのインタビューから「THE ONE」というタイトルである可能性が高いと言われています。
ところでこの曲、私には全然J-POPに聞こえないんですよね。
私はあまりジャンルについては詳しくないのですが、ネット上ではプログレだという意見が大半です。

…という事が言いたいだけなんで恐縮なんですが、私も好きですよ。この曲。

「おじさんのこころも溶かすリンリンリン」

Forumのライブアルバムを聴くと、あの時点ですでに「ドキモ」のイントロが
流れると「キャ~」って声があがって、すぐに合唱が始まっている。
あちらにおいてもPOP曲が人気が高いということが、本当に受け入れられている
証しだと思います。

個人的には「ドキモ」に関しては骨バンドで見てみたい。ドラムの骨さんが腕組み
しているところが好きです。

私、ちょっと心配していることがあるんです。
最近発表された3曲、「チガウ(のブリッジ部分)」「セイヤソイヤ(のサビ、エンディング)」「The ONE」が、ちょっとマイナーコード展開の悲しげなメロディーがあるということです。

ちなみに3曲とも大好きです!

ただ、ドキモに代表されるような、ベビメタならではのカッコカワイイというか、ある意味女子学生らしい能天気な明るい曲が、ニューアルバムではかなり減るのでは?そしてそれは求められているものから、実は離れてしまうのでは?という危惧です。

もちろん「アワダマフィーバー」のような新曲もあるので、危惧に終わると思いますが、三人の成長、年齢に合わせてか・・・ニューアルバムの成功を狙って肩に力が入りすぎてか・・・あんまり本物志向に振ると、らしさが薄れるのでは?とも考えてしまいます。
本気度の高いRoRにひっぱられないか?
それともアルバム全体の色調を整えるために、そうならざるを得ないのか?
MOAMETALがインタビューで「ニューアルバムは良い意味で裏切りたい」と語っていたのも気になります。

彼女達のさらなる成功を祈ってやまないせいで、心配し過ぎなのかもしれません。
答えは4/1に出るのですからね。楽しみです!

はじめまして。いつもお世話になっておりますDEATH。
「静かな曲を求める時がある」とのことですが、私がそのような時はSU-METALのASH発表会の歌を聴いて癒されています。ねずみのミュージカルの歌もいいですね。
SU-METALは何を歌ってもスゴイです。

>YAS130-METALさん

そうですね、プログレという声がほとんどですね。曲の中間部など特にプログレの感じですね。私の個人的な感想という事で、ご容赦下さい。

もっと言うと歌詞のない幕張Verの方が、より好きなんです。歌詞つきの横アリVer聴いた時、「幕張Verのパートはそのままにして欲しかった・・」と残念に思いました。

歌詞つきになる以上、仕方ないのでしょうが。
アルバムでどういう風に仕上がっているのか、とても楽しみです。

>mcfseayanさん

>ある意味女子学生らしい能天気な明るい曲が、ニューアルバムではかなり減るのでは?
>三人の成長、年齢に合わせてか~あんまり本物志向に振ると、らしさが薄れるのでは?

仰るとおり、2ndアルバムの注目点ですよね。3人の「成長や年齢の問題」、これは本当に大事だと思います。
例えば「おねだり」のセリフやダンスは、今や高校生の2人には恥ずかしさが先に立って、4月以降はライブで演らなくなるかもと思っています。

御存知の通り、ソニス以後3人の世界は格段に広がりました。10代でメタリカやMUSEと同じフェスを回り、イギリスで賞をもらったり。
最も多感な年頃に何を感じたのか。3人は、その経験を全て2ndにフィードバックするつもりなのだろうと思います。

MOAMETALの発言は、その事を言っているのだと思います。一言で言えば「世界で通用する音づくり」(←何をもって世界で通用するかは難しいところですが)

ソニス以前が1st、ソニス以後を2ndとすれば、2ndに収録される曲はポップ3部作とは違い、貴殿の仰る「本物志向」の曲が多くを占めるのでは、と思います。
個人的には「空手」の曲が、その傾向なのかなと思いますが、経験値の上がったベビメタを見る思いでした。

「METAL RESISTANCE」というタイトルを聞いた時、「ベタなタイトルだな」と、最初思いましたが、3人の並々ならぬ意気込みを感じるようになりました。
2ndが発売されると、日本ではファン層の大きな入れ替わりも見られるかも知れませんね。(特に重音部時代からのファン層が離れていくかも)

スレチですが、BABYMETALとONE OK ROCKが
DOWNLOAD FESTIVAL FRANCE(http://www.downloadfestival.fr)の6/11に
出るようです。

ウェンブリー1番手になっちゃいましたね。

「しかし私は、BABYMETALがどこまで意識的であったかは脇に置いて、外国人が欧米メインストリームに切り込める唯一の道を本能的に探りあててしまったのだと考えている。完璧な発音の英語ではダメだったのだ。日本語で良かったのでもない。日本語だから良かったのだと。」

小中様の意図とは少し違うのかもしれませんが、私もむしろ<日本語だから良かった>のではないかな?と想います。特に、BABYMETALが鳴らしているような"なんでもあり"のエクストリームミュージックの文脈では、如何に素敵なカオスであるか?が魅力の一つ、とも言えるので、あの楽曲で、歌詞が「日本語」というのは、欧米の言語圏の人にしてみれば、相当なカオスなのではなかろうか・・・と、そんなことを想ったことがあります。

私も2015年になってから、POP3部作が非常に好きになりました。
他の曲はずっと好きななか、この初期作品群はしばらく距離を置いていたのですが。(笑)
LoLや横浜アリーナでの英語曲も登場するようになり、SU-METALの歌唱が力強さを増す程、これらのPOPな曲を弾けるような可愛らしさ、または阿呆みたいに歌ってくれるということの素晴らしさが分かるようになった気がします。

すみません、RoRでしたね。(恥!)訂正します。

カタカナ英語

 マーティ・フリードマンが、日本のアイドルが海外進出するために何が必要かと聞かれて、「英語で歌うのはいいかもしれないが、英語が完璧過ぎても、何を言っているのかわからなくても面白くない。だからシンプルなカタカナ英語がいいと思う。アメリカ人としてそれがキュンと来る。最初は普通に日本語で歌って、時々カタカナ英語とか。例えばBABYMETALの「ギミチョコ!!」とか。これはかわいくみえる。」と答えているのを見つけました。逆の立場ですが「あいす(み)ません、洋子(さん)。」と歌っているJohn Lennonは確かにかわいいなと感じたので、こんな意見もあるんだなと共感しつつ、多くのアイドルソングには"カタカナ英語"はすでに入っているのに海外に行けたアイドルが少ない現状を考えると、これが全てではないとも思いました。うーん、難しいですね。

 「完璧な発音の英語ではダメ。日本語だから良かった」から始まるKONAKA-METALさんの論考、楽しみにしています。

はじめまして。文化系学科の推薦入試のとき、面接で「同じ年のBABYMETALが海外で活躍してること」を「最近気になっているニュース」として回答しようと思い、「日本語で歌ってるのに海外の人を引き付ける」理由についていろいろ調べていました。

① 海外の人から「日本語の響きは美しいと思われていること」、② それを重たい音で消されてしまわないように「力強く歌っていること」、③ アイドルグループでよくあるように1人ずつ歌いさびで全員が重なるようユニゾンするのではなく「メイン(謡)とスクリーム(合いの手)をしっかりわけ、しかも3人の音程が高・中・低とバランスよく綺麗に分かれていること」、この3つが奇跡的に融合し「メタルにのせることによって日本語の美しい響きが力強く伝わり、しかもダンスもあわせてそれが立体的に表現されている」ことだと考えました。

「日本語の美しい響き」だけならいきものがかりの女性ボーカルでも、「力強く歌っていること」であればドリカムの女性ボーカルや昨年の紅白にでたソロの女性ボーカリストたちでもよいのですが、3つ目の点もあわせて表現できるのはいまのところBABYMETALしかいないのではないかと思ってます。逆に日本人は普段から日本語の歌を聴いてるから、ほとんど気にすることがないのかもしれません。

ピチカート・ファイヴも日本語のままで売り出したけど評価高かったです。日本では渋谷系って音楽的に本気じゃないかのような扱いでしたが、あちらの方がそういう文脈がないだけに客観的な判断をしてくれるのかも。かつてヨーロッパでは日本のバンドといえばピチカートだった頃がありました
あまり知られてないけど、実はピンクレディーも好評で、向こうで番組まで持たせてもらえるとこまで行きかけたそうです。その顛末をCDボックスでふたりが語ってます

私も音楽は癒しを求めてここ数年
ジャズばかり聴いていました
(主にビルエヴァンス、ダイアナクラール、パットメセニー)そんな中で唯一はまったのがBABYMETALでした
きっかけはMステのギミチョコですが
音楽だけ聴いていたらスルーしたかもしれません
マイケルジャクソンもそうですが映像(ダンス)と音楽のセットで真価を発揮しますね


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