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2016年5月31日 (火)

BABYMETALはメタルなのか その1

 ご大層な表題にしてしまったが、もやもやと考えている内に、もうワールド・ツアーも第2節欧州ラウンドが始まってしまう。考えが定まっていないにも関わらず見切りで取り敢えず提起する。「こういう事を考えてますよ」というアリバイ証明で、断続的に書き継いでいく予定だ。


 BABYMETALがネット媒体でクローズアップされるや、コメント欄が設置されているとヘイターとファンが罵り合う状況は2011年来連綿と人を入れ替え続いてきている。それ自体はともかくとして、そうしたものとは一線を画する出来事が今月頭に起こった。

 ノース・キャロライナのフェスでBABYMETALはアリス・クーパーやロブ・ゾンビと写真を撮った事は本ブログでも記したが、ロブ・ゾンビが自身のFacebookにもBABYMETALとの写真を上げたところ、非難するコメントが幾つか書かれる。普通ならファン同士でのやりとりとなるが、ロブ自身が諫めるコメントをしたのだ。
 完全匿名の4chanやハンドル運用のRedditと違いFacebookは本名でのコミュニケーション。流石に非難コメントをした人達は自分のコメントを削除したが、このやりとりはスクリーンショットに撮られて拡散してしまった。
 更に、これまでになかった事であるが、BABYMETAL JAPAN(公式)が感謝のメッセージをロブに寄せた。これにも多くの賛否のコメントがついた。

 この一件はアメリカのHuffpost Woman等ウェブ媒体では広く報じられた。しかし私が知る限り、Metalsucks以外のメタル媒体はあまり積極的には報じていなかったと思う。
 いずれも「ロブ、よく言った」「ヘイターは恥を知れ」といったトーンが支配的で、BABYMETALシンパサイザーとしては胸を撫で下ろせたのだが、CMUだけはややシニカルなトーンでこの一件を報じていた。

Cmu

CMU Beef Of The Week #305: Rob Zombie v Babymetal Haters

翻訳


 BABYMETALをあまり認めたくない気分は横溢しているものの、皮肉に満ちた論調ではあるものの、この筆者の指摘はとても正しいものだと思う。
 ヘイターへのロブのコメントは、真っ正面から応えずBABYMETALが如何に良いかという話題にシフトしたものだし、BABYMETAL JAPANの感謝の辞は、言いたい事は判る気がするものの、確かに正確に何を言っているのか判断がつかない文句であるのは事実だ。

 BABYMETAL JAPANがライヴ直前や直後に発する英文ツィートは、おそらくはKOBAMETALが述べた事をNORAMETALが翻訳して発しているのだと思う。
 この本意の伝わらない感というものには既視感があるのも当然で、BABYMETALが受け応えるインタヴュウにて、メンバーのパーソナルな感じ方ではなくBABYMETALとして問われる大枠の質問には、KOBAMETALが彼女達に「説明」したロジックを、SU-METAL達が自分なりに咀嚼して答えているのだと考えている。ここで曖昧さがどうしても露出してしまうのだ。
 勿論、それを非難したい訳では無い。公式的なQ&A模範解答例は在って然るべきであるし、インタヴュウ毎に言う事がころころ変わるのは良い事では無い(かつてのジャズやロックのスターにはよくあるあるなのだが)。

“Thank you Rob! The spirit of HEAVY METAL traversed across the world, rose above language barriers, went beyond generations and created countless legends”.

 さて、これによるとBABYMETALはヘヴィメタルには精神性があるのだと規程している。
 ジャンルではなくスピリットなのだと。
 いや気分としては判る。しかしヘヴィメタルに高い精神性があると言われると、いやいやちょっと待ってとは思ってしまう。
 しかし、では「ヘヴィメタル」とは何かという極めて基本的な規程はどうなのかと立ち止まって考え直してみるのだが、これは実に簡単に決めつけられない。

 私はメタルも好んで聴いてきたリスナーだが、満遍なく聴いてきた訳では無い。本ブログを立ち上げる前に、メタルサイド観点から論じたブログが幾つもあったので、「あのリフはあの曲から」といった事についてはリンクを張るのみに留めてきた。

 さあ困った。
 サム・ダンによるドキュメンタリ『Metal Evolution』では、ラウド系は全てメタルだと言わんばかりに間口を広げていた。KISSもRUSHもメタルだ、というのもちょっと無理がある気がするのだが、何よりもRUSHを愛する彼がそう言うのだからアリなのだろう。日本ではハードロック/ヘヴィメタルが併記され、併存しているのだが、これもよく考えるとおかしな事ではある。
『Metal Evolution』は、そうして広く扱う一方でコア系、エモやスクリーモ類は微塵も触れなかった。ギリに譲歩してNuMetal留まり。スティーヴ・ハリスを煽ってパンクを罵らせ、自分は全くコメントしていない(ただ、パンクの観衆が今のラウド系ライヴ観戦スタイルの元祖となった経緯は正しく指摘している)。

 しかし今のラウド・ミュージックのベーシックな音像にあるのはメタルコアだろう。

 何を以てメタルと呼べるのかは、簡単な様で難しい。
 バンド毎に色分けするのが最もクリアではあるが、同じバンドが音楽性をシフトさせる事もあるので、万能な判別法とも言えない。

 BABYMETALを識ろうとネットを潜航している頃、ある板でこういう趣旨の書き込みを見た。
「ハードロックからブルーズ性を抜いたのがメタルだよ」

 これを読んだ時は「なるほど!」と膝を叩いた。
 しかし……、ヘヴィメタルの開祖であるBlack Sabbathはと言えば、「War Pigs」などMuddy Waters直系のブルーズそのものではないか。

 やはり私個人の捉え方となると、サウンド・スタイルが先ずあって、更にはアーティストのアティテュードが「メタルか否か」を決めているのではないか、今現在は思ってる。
 これについてはまた改めて書こう。







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コメント

正直なところ,ジャンルの事はよくわかりません。
それにとらわれる必要も無いと思います。
ジャンルって,単に類別するために考えた
後付けの理屈に過ぎないとしか思えません。
大事なのは、ファン以上にアーティスト相互に
お互いをリスペクトする気持ちがあるからこその
今回の発言が出たんだと思っています。

メタルと言ってもいろいろありますよね。そもそも「メタルが好き」と言う人だって、いわゆるメタルの中のジャンルでの好き嫌いがあるはずです。私はかなりのメタル好きと自負しており、例えばアイアンメイデン、スコーピオンズ、マノウォー、アーチエネミー、ディスターブドなどは好きですが、ジューダスプリーストは未だによくわかりません。ツェッペリン、パープルは好んで聴きますが、サバスは今一つです。エアロスミスやガンズアンドローゼスも好きです。ボンジョヴィやポイズンだって昔は好きでしたが、メタルじゃないという人もいます。日本のカレーは真のカレーなのか、インドでなければダメで、タイのグリーンカレーは違うのかみたいな、個人の嗜好の違いを主張しあうことになってしまいますよね。定義付けが曖昧なままの議論は不毛だと思います。結局は広い意味でのラウドミュージックの中での若干の違いをムキになって主張しているに過ぎません。自分にとって大事なことは、自分がそれを本気で好きかどうかだけです。

硬岩石と重金属。
単純に、より硬くて重いサウンドであればそれがメタルでいいんじゃないですかね?
だめ?

個人的にはメタルって音楽的ジャンルでもありつつ、かなり固有なカルチャーでもあると思うんですよね。
確かにジャンルに囚われるのは良くないんですけど、ベビメタは賛否両論がある中で欧米でこれだけ急速に支持を得ていったのは、やっぱり音楽的にもそうですけど、文化的にも(メタルの様式美に沿ってるとか諸々)メタルを背負ってるからこそって感じがします。
逆にやってる曲が全く同じものだったとしても、メタルとして打ち出してなければここまでの支持は得られなかったんじゃないかなとも思ったり。

自分の勝手な思い込みですが、メタルじゃなきゃ(ただのロックバンドなら)ここまで熱中できない気がしますw
そして日本のアイドルのおっかけ的な熱さも上手くマッチして、より支持を得てる感じがしますw

スーメタルいわく耳で聞くものじゃなく心に刺さるものがメタルだそうで。。
で、そんな彼女にとって宿題は「ノットメタル」。残念ながら心には刺さらなかったようですね(笑)
はい、全然関係ないですね。失礼しましたm(__)m

最新のヘドバンスピンオフでのドム・ローソン氏へのインタビューから。
"へヴィメタルは音楽だけを意味するんじゃなく、カルチャーやコミュニティーなんだ (中略) メタルとポップカルチャーのハイブリッドであっても、BABYMETALには感じるものがある (以下略)"
この種の様々な議論、自分としての解釈とも照らし合わせて、最も共感できる考え方と思いました。

硬い岩より重くゴツゴツしてるのがHMなら、
ベビメタちゃんはさしずめ『やわらか戦車』??

ヘヴィメタルの定義のお話、ひろいちめたる氏のカレーという料理に例えたところは、かなり実際の定義論争のイメージに近いように思います。
BABYMETALはさしずめ、激辛のカシミールカレー(マジで辛いやつ)の上に大粒の苺が3つとジャムが乗っかっていて、これがめっちゃ辛甘の不思議なテイストで「今までこんなカレーはなかった」とロンドンやニューヨークのレストランで大ウケし始めてるっていうような感じですかね。カレー粉に用いられる各種香辛料がベースであればカレーという定義には当てはまる。メタルから決して逸脱はしていない。でも大粒苺のトッピングという前代未聞の飾りつけがされることで全然違う食感の新しいおしゃれな料理ができちゃったという。
そういう意味ではBABYMETALは見た目は変わっていても間違いなくヘヴィメタルの一表現型であると思えるのです。
妙な持論で失礼しました。

ものすごい偏見を言えば、

メタルもロックもジャズも演歌もヒップホップやレゲエさえも、
マイノリティや貧民層・人種差別を感じる人達が
楽器ひとつで自作・自演のライブ・音楽活動で認められ成り上がる・・・
ジャンル・エリートの人達はそんなバンドじゃないと認めないと思ってる。

でも、ただ楽曲が好きでジャンルがリズムや音色で分かれてるって認識の
「音楽」が好きなだけから言わせて貰えば、人やバンドより「音楽」ありき。

どんなドラマで成り上がった人でも「楽曲」が悪ければ見向きもしない。
ジャンル・エリートが人・バンドの成立ちに拘るけど、
楽曲主義から見ればギミックも偽者も関係ない。

ただ、いい音楽が欲しいだけ。

極々私的な話で恐縮です。
僕はベビメタをゲートウェイとして、初めてMetalを聞き込んでいきました。
普通JazzであれTechnoであれソフトロックやダブであれ、ゲートウェイのバンドはそのカテゴリに対しての価値基準となってくれ、しばらくは深く掘り下げる為のナビゲーターとなってくれました。
しかしベビメタは違います。

ベビメタを契機にMetalを深く掘り下げること自体は他カテゴリ音楽と変わりありませんが、『ベビメタと比べこのバンドはここが良い』『ベビメタよりここが劣っている』等の羅針盤としては全くもって役に立ちませんでした。ベビメタは。
Metalとして存在しているようで、でもベビメタはMetalを体現していないのではないか?とさえ感じます。
マジで本当に新しい音楽の出現に立ち会っているのか?との思いも湧いてきます

「1965年にTicket to rideで初めてへヴィメタルの実験をビートルズはしたんだ。」とジョンレノンが語ってるので、やや我田引水の感はあるものの、へビメタの歴史は50年あることになります。
ビートルズはベヴィメタルバンドではないので、ヘヴィメタルとは元来は重低音と金属音を強調したロック音楽の呼称であり、バンドそのものをジャンルに縛るものではなかったように思います。
単に流行したサウンドであっただけであるのに、あたかも固定したジャンルのように捉えるのが間違いなんじゃないかと感じますね。

私はメタルミュージック(と、そこから派生したテクニカルな音楽)に
文化としての精神性はあると思いますよ。

私たちは金属で出来た鉄道、自動車、バス、飛行機に乗り
金属で出来た製造機器で物を作り、金属で出来た施設、器、冷蔵等の設備で備蓄をし
また、金属で出来た鉄道、自動車、バス、飛行機でそれを流通させ生活しています。


確かに金属で出来たそれぞれの機器は速く、力強く、性格に動作してくれますが、
それをコントロール、制御するのは「人間の精神」なんですよね。
それが至らないと事故が起きる。

金属を従える精神というか、その「強さ・強靭さ」を常に問われながら働く人々に
我々の生活は支えられています。

昔、大相撲の力士が肉体労働者にとってのシンボルであったように
「正確無比、機械を超える精神を表現する音楽」であるメタルの形
(全てのメタルがこの形でもありませんが)は
オペレーターやエンジニア、運転手といった役割も付加された
現代の労働者にとってはシンボルになり得るのではないでしょうか?

初期のブームとしてのメタルや地下室に籠るようなマニア
(これはどのジャンルにもいます)はともかく、
メタルが細く長く続いてきたのは、その精緻さに精神的な意味を感じるリスナーが居たのではないか?と思います。

下記,個人的な与太話です.お暇があれば,読んでいただければ...です.

理性,知性,感性,...で人間の行動は規定されるのかも...


コミュニティ(宗教,国家,...,etc.)が生まれれば,そこに「文化(共通概念?)」が生じます.おそらく,分類(文化?共通概念?)の根っこの部分は,感性に基づいて生じたものであり,後付で,その上に理性,知性で理論付けされていってるんじゃないでしょうか?

「メタル」も,そんなものの一種だと思われます.文化なんて,そもそもが感性で生じたものでしょうから,定義なんて曖昧なものだと思います.歴史を重ねると...自分達のコミュニティの理論が「正義」になってしまい,他を寄せ付けない,他を攻撃する,...根っこの部分は,「感性」で生じているので,突き詰めれば,合理性を欠くのは必然ですし,相容れないのも必然かもしれません.


狙ってなのか,偶然なのか,BABYMETALって,「感性」に直接響いて,いろんな壁を破っている気がするんですよね.まさにレジスタンス(^^)どこまでが,虚で,どこからが実なのかも曖昧で,うまいな~~~と思います.本当にこのまま世界平和を実現してほしいかもです(^^)

私自身,初めは抵抗しましたが,あの,圧倒的なライブアクトを見せられては...本来,負のエネルギが渦巻くモッシュピットが,笑顔に変わっちゃうんですから,もうね...抵抗するだけアホらしくなります(^^)


ちなみに,我々が思考のツールとして利用している「論理学(演繹法)」には,限界があることも知っておいた方がいいかもです.突き詰めれば,合理的には解決できない事象に必ず突き当たります(^^)


「ゲーデルの不完全性定理」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E4%B8%8D%E5%AE%8C%E5%85%A8%E6%80%A7%E5%AE%9A%E7%90%86


「嘘つきのパラドックス」:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E8%A8%80%E5%8F%8A%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9


まあ,こんな小難しいことを考えずに,音楽は感性で楽しむのがいいのかもですね(^^)
とはいいつつ,小難しいことを,あーでもない,こーでもないと,お話するのも楽しかったり...自分自身を合理的に説明できない(^^;;)

高校生の時の会話
「ハードロックとヘヴィメタルってどう違うの?」
「スタタン スタタン スタタタタタタンがハードロックで、
ギュイーンギュイーンギュギュギュイーンがヘヴィメタルだよ」
「へえー」
「ついでに言うとアメリカはバカでイギリスはキ○ガイな」
「分かる気がするー」

いい意味で。

失礼いたします。
以前、メタリカのジェイムズが1970〜2000年代の
音楽シーンを語っているのを読みました。
その中で「かつてはジャーニーがメタルだった...」
などと言ってるのを見て、なるほどと思いました。
単音のヘヴィリフはメタルの要素なのでしょうね...
また、AC/DCもメタルと言われ出したのはブライアン
がVoになってからで、彼のハイトーンなスクリーミングシャウトがメタルの要素なのでしょうね...
ノイジー&ダーティに、ストレス解消のごとく叫ぶ
ボーカルスタイルにもメタルの要素があると思います。クワイエットライオットのスレイドカバー曲
「Cum on feel the noize」はケヴィンのような類のシャウトVoでなければメタルと言われなかったかも?
と思います。また、プリンスの「Endorphinemachine」
などは、部分的には完全にメタルと言える「切れ具合の」スーパーシャウトです。
また、Gunsの「パラダイスシティ」はメタルとブルースの過去最高のコラボ名曲だと思います。最高のリフに、ブルージーかつ、マノウォーのようなメタルシャウトVoがからむもの凄さ...
私見失礼いたしました。


>本音メタルさん
>その中で「かつてはジャーニーがメタルだった...」

当時,高校生ぐらいでしたが,ジャーニーは「メタル」とは言わないまでも「ハードロック」ぐらいの認識でしたね.セパレイト・ウェイズとかは,当時としては,なかなかヘビーな曲であったように思います.

B'zが登場した当時は,「これ,メタルやん?!」っと思ったのですが,周りの人は,普通に歌謡曲として受け入れているのが,ちょっと不思議でした.

>みんちさん、

そうですね〜、ジャーニーは僕もハードロック的感覚でしたね〜

で、Bzですが、松本さんの根っこにはメタル魂もある
みたいですね...
だから「Real Thing Shakes」みたいなAC/DCぽいリフ
の曲も書くんでしょうね。
この曲のサビがもっと良かったら名曲になっていたでしょうね〜。
やはり、そこは松本さんは邦楽的ソングライティングなので、無理みたいですね...
もし、大橋隆志さんだったらできたかもしれませんね。
なんせ、日本人が作ったハードロックソングとしては
史上に残る名曲の、「Shotgun Sally」の作者ですから。

ヘヴィメタルというジャンルは、80年代以降のアイアン・メイデンとジューダス・プリーストが確立し、メタリカがメタルをメジャーなジャンルにした(90年代初頭)と思っています。(今はニッチなジャンルですが)

昔、伊藤政則氏が「ヘヴィ・メタルの逆襲(1985年)」という文庫本を出したんですね。

その中でNWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)というムーブメントは70年代後半から始まった、とあったんですが70年代のバンドは、メイデンやプリーストであっても、楽曲にまだロックやブルース性が色濃く残っています。

ヘヴィメタルの曲の特徴は「ハードロックからメロディを徹底的に排除し、リズム中心」だと思っています。(あるいは音がブツ切り)

ホワイトスネイクとメタリカの曲を比べた時に、そう思いました。大村氏と藤岡氏が去年の米フェスの後、twitterのやり取りの中で「メタルは音が跳ねない」という言い方をしていましたね。

ブラック・サバスがメタルのジャンルに入るのは「メタルのルーツ」になっている事と、オジーというメタルの象徴がいるからでしょう。サバスは、オジーのソロ時代含めジャンル的にはハードロックだと思います。

あと、ハードロックという言葉が死語になった為、サバスやKISS等がひとくくりにメタルと呼ばれていると思います。

日本でHR/HMが併記されるのは、ハードロックとメイデンやプリーストとの楽曲の違いが区別(議論または意識)されないままだったから、でしょうか。

今では、ハードロックという言葉はメタルという言葉に飲み込まれてしまった感じがします。

SU-METALに首ったけ 様

ヘヴィメタルの曲の特徴は「ハードロックからメロディを徹底的に排除し、リズム中心」なことであり、ハードロックとメイデンやプリーストとの楽曲の違いはそこで区別されるということですね。なるほどです!

自分などは、プリーストはスラッシュメタルの影響を受けてそのような傾向もあったものの、メイデンは現在に至るまでどちらかというと「メロディを徹底的に排除し、リズム中心」だったことはなく、一貫してメロディを重視していると思っていました。目からうろこです!大変勉強になります。メイデンのどのような曲がそうなのか、具体的に教えていただけると大変参考になります。

ところで、ひと口にヘヴィメタルといってもメロディを徹底的に排除しリズム中心のスラッシュメタルだけでなく、メロディを重視するジャーマンメタルやメロディックハード、メロディックスピードメタルなども大きな勢力だと思いますが、そのあたりは「メロディを徹底的に排除し、リズム中心」なヘヴィメタルとしてはどのように解釈されますか?

>小中先生
>いや気分としては判る。しかしヘヴィメタルに高い精神性があると言われると、いやいやちょっと待ってとは思ってしまう。

「高い精神性」があるとは言って(伝わって)ないと思いますよ。確かに文章は若干大袈裟ですが。「The spirit of HEAVY METAL」、これは彼女たちや紙芝居のナレーターが常々口にする設定上の「メタルの魂」として、大きな誤差なく受け取ってもらえると思います。(伝播する側に悪意がない限りですが。)
でも確かに100点のやり方だったかどうかは疑問ですね。最後の「created countless legends」はちょっと解らない・・・というか、やっぱり先生の仰る事一理ありますね。数え切れないほどの伝説創る精神は生半可な高潔さじゃないでしょうし・・・。

初心者メタル様

「ヘヴィメタルの曲の特徴は「ハードロックからメロディを徹底的に排除し、リズム中心」だと思っています。(あるいは音がブツ切り)」

私は、「一般論として」ヘヴィメタルという楽曲の特徴を自分の考えとして言ったものです。

バンドごとに、あるいはメタルと呼ばれる曲を一つ一つ見ていくと、あてはまらない場合も当然あると思います。

なので貴殿の

>メイデンのどのような曲がそうなのか、~

>メロディを重視するジャーマンメタルやメロディックハード、メロディックスピードメタルなども大きな勢力だと思いますが、~

という質問には答えようがありません。申し訳ないです。

初心者メタル様

もう一度考えてみました。

>メイデンのどのような曲がそうなのか、~

→メイデンは同世代のデフ・レパード、ホワイト・スネイク、ヴァン・ヘイレン等と比べると曲はリズム中心。

>メロディを重視するジャーマンメタルやメロディックハード、メロディックスピードメタルなども大きな勢力だと思いますが、~


→ヘヴィ・メタルから派生した(別物になった)ので、細分化される事になった。ヘヴィ・メタルとは違うので、曲の構造も違う。

まあ、私の考えですけどね。

SU-METALに首ったけ 様

了解です。すみません、興味本位での質問ですから気にしないでください。また愉しいお話をお聞かせください。

高校生の頃、首ったけ氏×初心者氏とソックリな話題で盛り上がった思い出がwww
当時のバンド仲間とのやり取りが単語レベルまで同じで大笑いしました。

・・・おかげで38年ぶりに友人と連絡取ってしまいました。
お二人と小中さんに御礼申し上げます。

遅れ馳せながらこのスレッドの皆さんのやりとり拝読しましたが、とても心躍ってワクワクしますね。この感覚。自分がメタル好きで良かったなぁ・・・としみじみ想います。こういう話題の取っ掛かりになっているBABYMETALという、良い意味でのこの”得体のしれない”存在、本当に素敵だと、改めて想います。

Killing me "Metaly" with "its" song

 ゾンビさん > バイオハザード > ウイルスで思い出しましたが、BABYMETALの認知度の広がりを表す形容詞として「バイラル = viral」という言葉が使われています。もともと「ウイルスの = virusの」ですが、(ウイルスのように)急激に広がるというという意味でも使われるようですね。
 多くの種類のウイルスは、感染した細胞を"乗っ取って"自分のコピーをたくさん作らせ、最後には細胞を溶かして"殺して"外に出てきます。う~ん、BABYMETALになら、とろけさせられても(日本語、合ってますか?)、いいかなぁ、というか、僕はすでに手遅れですね。

 思わずコーヒーが飲みたくなるネタ元の Roberta FlackのKilling Me Softly with His Songはこちら。 https://www.youtube.com/watch?v=dpNdMIAnKko

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